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ご自身のこれまでの職務経歴と、RUNWAY channelにおける現在の職務内容について簡単に教えてください。

MARK STYLER入社前は、100以上ものブランドを抱える大手他社アパレルにて自社ECの立ち上げから業務拡大、事業成長に至るまで約15年にわたりEC事業の責任者を務めました。 それより以前は店舗や卸の営業にはじまり、事業改善企画の一環で店頭スタッフの業務負荷軽減を目的としたワークフローを開発したり、店舗CRM(=顧客関係管理、Customer Relationship Managementの略称)のデータベース化やサイトリニューアル、カスタマーセンターの立ち上げ、店舗レジを使用した通販事業の立ち上げ、自社通販カタログの制作等々、、、本当にさまざまなことをやってきました(笑)。

店舗、WEB、ともに数多くの経験をされてきたんですね。では現在のファッションEコマース業界におけるRUNWAY channelのポジションをどう捉えていますか? また、RUNWAY channelの魅力、特徴とは?

そうですね、まず確実に言えるのはRUNWAY channelというサイトは2011年のオープン以来、急成長したファッションECサイトの1つだということ。マーキュリーデュオ、ムルーア、ダズリン、エモダ、アングリッドといった5つの人気ブランドを中心に置きながら、メリージェニーやエヴリスといった新生ブランドのインキュベーションにも成功している。これはECを通したお客様へのプレゼンやコミュニケーションがうまくいっている成果だと思います。また、そういうふうに各ブランドの熱意や情熱がRUNWAY channelを通じてうまく表現、発信できていることが強みであり魅力・特徴だと考えています。実際に日々の業務で各ブランドの担当者と接していますが、彼女たちのブランドに対する熱意、熱量は「すごい」の一言だと思います。

RUNWAY channel含め、日本のファッションEコマースにおける市場動向について今後どのようなことが予測されますか?

ECと店舗の垣根がなくなってきていると思います。垣根を越えたサービスが求められていき、そしてそれがスタンダードになっていく。いわゆる“オムニチャネル化”と呼ばれることについては避けて通れないでしょう。 ライフスタイルや環境の変化など、何らかの理由によって店舗でのお買い物ができないお客様に対しては店舗同等のサービスを提供しなくてはなりませんし、そもそも店舗での接客が苦手だというお客様に対してはEC独自のサービスで有意義な購入体験をしていただかなくてはなりません。 情報の入手方法や商品の購入手段が多様化し、店舗やEC問わずに購買されるお客様が主流になってきている今、店舗とECがそれぞれの強み・役割を活かし、うまく補完し合って当たり前に強化していく――。それが日本全体のファッションECにおける流れだと思いますし、我々RUNWAY channelも積極的に取り組んでいくべきことだと考えています。

その流れの中でRUNWAY channelにおける今後の展望とは?

先ほども申し上げた通り、RUNWAY channelは急激な成長を遂げたサイトです。ただ、ここ2~3年は良くも悪くも安定化しつつある印象。安定運用ができているのはいいことですが、今後2020年にかけてはもっと積極攻勢にでて業界を牽引するサイトを目指したいと思います。 あまり具体的には話せませんが、その中にはアジア圏を初めとした海外進出も含まれますし、店舗を巻き込んだ新たなサービス構想など多岐にわたります。 中でも注力していきたいのは商品情報の標準化、フラット化とでも言いましょうか、商品「単品」の情報だけではなく、お客様が店舗で商品を実際に目にした時に得られる「単品」以外の情報――店舗内装や商品レイアウトなどで演出されたブランドの価値観や、店舗スタッフによる商品プレゼン等(レコメンドポイントや実際の着用感、コーディネート提案など)――本来、お客様が服を選ぶ時に手にしていた情報をECでも提供できるような仕組みを創り上げること。 そしてその上で情報量や即時性、遍在性といったWEBならではの優位性を活かして、店頭ではできなかったことをECで補完したいと考えています。 究極的な理想は『極限までお客様のニーズに合わせた商品提供とサービス提供』。それを実現する仕組みを創造することが私の今後の目標です。

一緒に働きたいと思う人、求めている人材について教えてください。

何か事業を立ち上げたり拡大したいと思う人、そして何より服やファッションが好きな人がいいですね。 RUNWAY channel自体、設立からまだ5年程度。業務フローや運用システムなどに王道的なものがあるようでないような、そんな状況です(笑)。自発的に仕事を作っていける人が向いていると思います。 言われたこと、頼まれたことだけをやるのではなく、サイト全体の改修やサービスの改善について「こうやったらいいんじゃない?」と自由に発想・発言し動いていくことのできるチャレンジ精神を持った人を求めています。 ある意味、安定志向の人は向いていないかもしれませんね(笑)。 たとえチャレンジが失敗したとしても、弊社はそれを否定する会社ではありません。決して怒られるようなことはなく、むしろ推奨するような許容量の広い会社です。ぜひ、一緒にチャレンジしていきましょう!